〜プロローグそして諏訪湖到着編〜

前日。予定は完璧だった。四万十川で夏の太陽の下、川で思いっきり泳いだり、バーベキューしたり、橋から飛び降りたり、ぼーっと釣りをしたり。。。

もう予約もしたし、必要なものは全て向こうでかりることができる。準備は万端だ。メンバーも申し分ない。

そうやな、釣った魚は焼いて食べよう。焼いて、食べて、喋って、テントを必死に張って寝て、起きたら温泉入って…


あぁ、楽しみすぎる。なんて素敵な旅行!


富岡からのメール「なあ、台風きてんねんけど。」


ファッキン熱帯低気圧

僕たちは思い切って場所を変更することにした。

台風が西から向かってくるなら東に逃げればいい。

大阪から東に向かうルートの中で一番近く、そして、前日に予約をできるところ。

決まりました。諏訪湖です。富岡と門田が決めてくれた。信じよう。


当日朝7時。

俺(これから車を運転せにゃならんのに…二日酔いだ…昨日親戚たちのノリにまかせてキャバクラとかいくんじゃなかった…大体あそこ酒まずすぎるやろ。ていうか俺が初対面の女の人と喋れるわけないやんけ。あ、ていうか横二人とも親戚の兄ちゃんやったな。あれ、俺何しに行ったんやろう。あー、もう人生で初めてウン…ウコンの力のんでしまおうかな。だるい。。事故る。。。)

なんとか大畑の家の前に到着。富岡と門田に運転を託す。


俺「あーすまん、二日酔いや。」

大畑「キャバクラ行くからやボケ!」

富岡「キャバクラて」

中井「無いな。」

門田「無いわ。」

俺「どうでもええわ。そんなことよりお前らちゃんと寝たん?」

トミ、門「1時間ぐらい。」

俺「全員コンディション最悪やんけ。」

富岡「俺今日運勢最悪や。」

俺「しらんがな。」


まあそんなヌルい雰囲気のまま、名古屋へ。

昼飯。味噌カツ丼。うまかった。


そしてそれから3時間後、諏訪湖到着。正確には蓼科湖というところへ。

…富岡運転せんと寝っぱなしやったぞ。